ALSの治療薬「リルゾール」について
グルタミン酸による細胞損傷のメカニズム
ALSの原因として考えられている仮説の一つに、グルタミン酸過剰説があります。
グルタミン酸は神経伝達物質として大切なものですが、神経細胞のシナプス間隙に過剰に存在すると、神経細胞が常に興奮状態におかれ、疲れ切って最後には死滅すると考えられています。
グルタミン酸は神経伝達物質として大切なものですが、神経細胞のシナプス間隙に過剰に存在すると、神経細胞が常に興奮状態におかれ、疲れ切って最後には死滅すると考えられています。
このグルタミン酸過剰説に基づいて開発されたALS治療薬が「リルゾール」です。「リルゾール」はグルタミン酸による神経毒性を抑え、神経細胞を保護する作用を持つ薬剤として、海外ではじめて認可され、日本でも唯一のALS治療薬として1999年から使用を認められるようになりました。
「リルゾール」の効果
「リルゾール」は、海外での調査データによれば、ALS患者の生存期間や人工呼吸器装着までの期間を少し延長させるという結果が出ています。また、日本においても発売後の調査によれば、同様の効果が認められたと報告されています。
リルゾールは、病気の進行を抑える作用はありますが、症状を改善したり、回復させる効果はありません。また、症状が軽い段階に服用する薬ですから、症状が進んで呼吸障害が起こっている場合は、使用することはできません。いずれにしても、主治医の判断で処方される薬剤ですので、主治医に相談してください。
リルゾールは、病気の進行を抑える作用はありますが、症状を改善したり、回復させる効果はありません。また、症状が軽い段階に服用する薬ですから、症状が進んで呼吸障害が起こっている場合は、使用することはできません。いずれにしても、主治医の判断で処方される薬剤ですので、主治医に相談してください。
「リルゾール」の副作用
主な副作用として、下痢、便秘、めまい、血液検査による肝機能異常、赤血球減少、無気力などが報告されていますが、いずれも重いものではありません。副作用についてくわしく知りたい方は、主治医の先生に尋ねてください。
「リルゾール」の使用上の注意
以下の方はリルゾールを使用することができません。
- 重い肝機能障害のある患者さん
- 過去にこの薬剤の成分に対し過敏症の症状があらわれたことのある患者さん
- 妊婦または妊娠している可能性のある患者さん
- 肝機能障害/発熱があって感染症が疑われる人
- 腎機能の低下している人
詳細は主治医の先生に尋ねてください。













